酒をやめたらこうなった

アルコールに苛まされた過去を持つ40代です。2016年夏以来、断酒しています。アルコールをやめるに至った経緯や心情、現在の生活、断酒継続の私なりの方法を綴っていきたいと思います。少しでもアルコールに悩む人の参考になればと思います。

断酒丸4年!1462日経過!!

今日は、私の二回目の誕生日。

 

4歳になりました(笑)

 

あの酒まみれだった日々に訣別した日。

 

あの年の7月に入ってからというもの、

 

まさに飲酒のラストスパートを飾るべく、

 

恐ろしく飲み倒した時期で、飲み倒すどころか、

 

完全に酒に飲まれ、飲み倒されていた。

 

壮絶。吐いては飲み、飲んでは気絶し、起きたらまた飲む。

 

酔い覚ましの水も受け付けず、水を飲んでも気持ち悪くなって吐く。

 

時間の感覚がおかしく、3日くらいがあっという間に過ぎている。

 

気付いたら、寝ている。起きると酒に口をつけている状態だった。

 

1ヵ月くらいは、そんな感じであっただろうか。

 

仕事も休みがちになり、酒を止める前の20日前後に、

 

8月末で仕事を辞める意志を上司に伝えている。

 

今まで会社の方針にそぐわない思っていながら働いていたのだが、

 

無理だと判断した決定的なことがあったから。

 

それでもこんな酔っ払いをクビにせず、8年も面倒見てくれたところは

 

感謝したい。朝酒で会社行ったり、昼休憩で一杯やったり、

 

出張研修で、夜脱け出して飲みに行ったりしていたのだから。

 

バカバカしいと思うから、飲んでいたんだと当時は思っていたが。

 

話しは逸れたが、1ヵ月のほぼ連続飲酒状態から、

 

ついに身体が悲鳴を上げて、ダウン。もう飲めないという状況に陥った。

 

こういうことは、飲み過ぎていると何度かあるのは承知で、

 

この日も今日一日酒を抜こうと思っただけだ。

 

実際、手帳には「休肝日」と書いてある。それが、三日続いた。

 

さて、そろそろ飲んでみるかと思ったのだが、

 

もう少し飲まないのを伸ばしてみようと思ったのが、

 

本格的な断酒に繋がった。

 

これ以前からアルコール依存や断酒について調べ始めていたのが

 

良かったのかもしれない。特に断酒のブログである。

 

ここに書かれている断酒をしている皆さんの生き生きとした様子を

 

羨望の眼差しで、貪るように読んでいたのを思い出す。

 

だけど、当時は断酒ブログって少なかった。

 

今は、断酒に成功し、その体験を書き綴っている人たちがたくさん出てきた。

 

なんか、あの当時、アルコール依存症に関することについても、

 

知らないうちに飲んでいたとか、

 

断酒のハードルを上げることが書かれているものもあり、

 

すごく難しく思わされていたような感じがする。

 

私自身、これより前に3回くらい医者にかかった。

 

アルコール依存専門医であったが、

 

一人の女医とはまったく相性が合わなかったから、

 

こんな人の言うことも聞く気になれないと思っていた気がする。

 

まあ、そこから10年近くもがくことになるのだけど、

 

散々飲んでおいて良かった気がする。命あってのことだけど。

 

もう、悔いはない(笑)

 

酒で楽しく感じたこともあったし、酒と合わせた美味しいものもたくさん食べた。

 

ほとんどは吐いたけど(笑)

 

楽しく感じたことも、飲み会のほんの30分であとは惰性だったけど(笑)

 

なんとなく集団で酩酊する連帯感は楽しかった。

 

飲み会は、単なる薬物摂取パーティみたいなものだけど(笑)

 

だけど、そのイケないことを共有した時間が、

 

訳の分からない連帯感を強めるのだと振り返る(笑)

 

これまた脱線したけど、飲まない方が良かったとも思わないし、

 

この期間があったからこそ、また人生に深みも出たとも思う。

 

少なくとも飲む人の気持ちは痛いほど分かるのだから(笑)

 

そんなこんなで、断酒が継続していくわけだが、

 

初期の頃、何度かスリップの危機は訪れた。

 

最初の1週間終了時が最初であった。

 

この日は、放送大学の試験があり、会場まで試験を受けに行った。

 

割と良くできたし、試験が終わった解放感から

 

ま、一杯となりそうであった。

 

しかもこの日、会場があるターミナル駅では大きなお祭りが催されていた。

 

正直、危なかった(笑)

 

どんな対処をしたかと言うと、

 

ノンアルコールビール500mmを2本、立て続けに一気飲み。

 

間に、ファミチキを食べながら(笑)

 

これで飲酒欲求が吹き飛んだ。

 

ノンアルコールビールは、厳密な断酒を実践する人たちには嫌われるが、

 

私は、時と場合で、活用すべきものだと思っている。

 

今でも飲み会は、1本くらいノンアルコールビールは頼む。

 

ここが思えば分かれ道であったかもしれない。

 

それから2週間くらい経過すると、

 

今度は朝の目覚めが格段に良くなることに気付く。

 

と言うより、日々の体調が見違えるほど良くなるのである。

 

この清々しさと言ったらない。

 

目に映る景色も輝きを帯びてくる。

 

太陽の光、小鳥のさえずり直に心を潤すようだ。

 

今までは、アルコール漬けの脳みそで外界を見ていたのだから。

 

そしてだんだん思考もクリアになってくる。

 

味覚も鋭くなる。身体の疲れの回復が早い。

 

こういうのも肝臓が解毒と言う余計な作業をしなくなったから、

 

本来の疲労回復に機能を十分に使えるんだ。素晴らしき哉、人体の機能。

 

与えられたものをどうしようもないことに使っていた愚かさ。

 

体重の減少が感じられたのもこの頃である。

 

最初は、酒を止めるために食欲は大目に見ようと思っていた。

 

だからラーメンを二杯とか好きなだけ食べさせてやっていた。

 

ところが、酒を止めのが続いてくるとそんなに食べなくても良くなる。

 

何もしなくても1か月で5キロくらい落ちていた。

 

そうなると俄然うれしくなり、太り過ぎていたのもあったので、

 

食事制限などもしてダイエットに取り組むようになった。

 

期間として3ヶ月くらい。この間、断食修行などもしながら、

 

MAXで27キロ体重を落とした。

 

服はすべて買い替え、これを機に少しおしゃれにも気を遣うようになった。

 

また、断酒1ヶ月を経過した頃、人間ドックを受けたが、

 

検査の結果が驚くほど良くなっていた。

 

その頃、中性脂肪が高く、定期的に病院にかかり、薬を毎日飲んでいた。

 

それが、みるみるうちに数字が落ちていき、

 

いつの間にか医者にも行かなくなっていた。

 

だって素人目でもわかるくらい、

 

血液検査の結果が正常の範囲以下に収まっているのだから。

 

献血は定期的にやるようにしているので、

 

落ちてからはもう数字は上がっていない。

 

4年近く、正常値以下のまま変わらない。

 

体重もそうだ。

 

少し食べ過ぎたところで調整はするようにしているが、

 

変化はあまりない。

 

なによりも生産的な時間が増えて、遣えるお金が増えている。

 

生きた時間とお金。行動を制限されない。

 

束縛がない、自由を手に入れ、それを謳歌している。

 

手に入れたのではないな、もともとあるものに気付いた。

 

なによりもクリアに世界が見えるのが良い。

 

見え過ぎて困るときもあるが(笑)

 

変な妄想もなくなった。

 

目の前に展開されることだけを、そのまま信じることが出来る。

 

断酒の良さを上げればきりがないが、

 

どの切り口でも同じようなことでもある。

 

私はアルコール依存症になって良かった。

 

迷惑をかけられた人たちには申し訳なかったと思っている。

 

だけど、あのまま終わらなくて良かったと思っているし、

 

アルコール依存症になったからこそ、見えた感じたこともある。

 

海の底からぼんやりした光の世界を眺めていたような飲酒時代。

 

アルコール依存症は絶望なんかではない。

 

ひっくり返った時の爽快感は、一般飲酒者が感じるものと

 

格段に違うはずである。

 

ひっくり返すのは今、そして断然ひっくり返した方が面白い。

 

一度きりの人生と思っていませんか?

 

ここから脱け出すと人生二度目を生きることになる。

 

ある意味、覚醒(笑)

 

私は、お酒をやめて本当に良かったと思っている。