酒をやめたらこうなった

アルコールに苛まされた過去を持つ40代です。2016年夏以来、断酒しています。アルコールをやめるに至った経緯や心情、現在の生活、断酒継続の私なりの方法を綴っていきたいと思います。少しでもアルコールに悩む人の参考になればと思います。

断酒が執着に気付く契機に

アルコール依存症に進んだ人が、


断酒すると、執着を手放すきっかけになると思う。


ふたつ難関がある。


ひとつはアルコール依存症


ならなければいけないこと(笑)


アルコール依存症になると、


心も身体も酒に依存し、酒なしではいられなくなる。


酒に、コントロールされてしまう。


自分自身も、酒が全てであり、


飲むためには嘘をつき、


人を傷付け、自分が死んでも


良いとさえ思っている。


完全無欠の酒に対する執着だ。


しかも、止めたいと思っていても、


依存しきっているので抜け出せない。


飲めば飲むほど、無限の苦しみを味う。




ふたつめの難関は、この状態から抜け出すことだ。


心も身体も依存しきった状態から、


抜け出そうとする第一歩は、


高層ビルから身を投げるほどの覚悟であろう。


酒に安心感を与えられていた、


苦しみが和らいでいたと、


完全に信じているので、


それを引き剥がすことは、


今までの自分を完膚なきまでに


否定することにもなる。


だけど、近年、断酒ブログなどが充実し、


脱却した体験を綴ってくれる人たちが、


多くなってきた。


医者にかかったり、


自助グループに入るより、


こういった情報に触れることにより、


以前より楽に成功する人が、


増えている気がする。


実際、私も医者にめでたく


アルコール依存症と認定をされたが、


治療は途中で止め、


自助グループにも3回で行かなくなり、


心療内科にもかかってみたりしたが、


結局、断酒ブログなどを読み、


自分でもブログを書きながら、


何となく止めてしまった。


もうそろそろ5年目に入る。


医者や自助グループは必要だと思うが、


敷居が高いと言うか、かえって


断酒を難しくさせてしまうのではないか、


と思ったので、


私には合わなかったのかもしれない。


話が逸れたが、それでも、


やっぱり最初の一歩は怖いと思う。


酒が飲めなくなるというのは、


絶望でしかない。


すぐにこんなのは消し飛ぶんだけど。


アルコール依存症になるまで飲むこと、


断酒を決行すること、


このふたつをクリアすると、


ある意味、達観する(笑)


執着を手放すことが、なんでもなくなってくる。


世の中には、離したくないものが溢れている。


最愛の人、


地位、


お金、


車だったり、


家だったり。


では、アルコール依存症だった人に聞きたい。


酒を飲めなくなるのと、


これらを失うこと、


どちらを選択しますか?と。


たぶん、酒である(笑)


妻や子供と別れても、


社会的地位を失っても、


経済基盤がなくなり、


借金しても、


酒を飲むのである。


そういう人が、酒を止めたらどうなるか?


たいていのことは、捨てられるのだ。


だけど、これがまた人間おかしなもので、


執着の対象が、他のものに移っていく(笑)


あんなに崇拝してた酒でさえも、


忘却の彼方に追いやられる。


でも、そうなったら、一先ず断酒は成功だ。


だけど、たまにでもいいから、


酒まみれの日々を思い出して、


今の晴れやかな、自分の気持ちに気付くのも


生きていることの感謝に繋がるだろう。


酒を止めとことで


無常を知り、


執着に気付く契機になったと実感している。